日本でよかったアメリカ哀れだって言っている場合ではありません。

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この動画を見て日本よかったと感慨にふける人は多いと思います。

私はそうは思いません。

 

日本でよかったアメリカかわいそうなんて言っている場合じゃありません。

日本はアメリカによりも遅れてボーナスステージに突入したのであってボーナスステージ終了の時期もアメリカよりも遅かっただけです。

*おおざっぱにアメリカはだいたい1945年から1990年ぐらい、日本は1965年から2011年ぐらいがボーナスステージです。

 

日本もアメリカも基本的に先進国であり同盟国、日本がいいアメリカが悪いと比較する理由はあまり見当たりません。

 

ボーナスステージがアメリカよりも遅れて終了して今はアメリカほどましな日本ですが

おそらく日本もちょくちょく今のアメリカが抱えている問題に直面する可能性は非常に高いと言えます。

 

ちなみに日本でアメリカほど移民が殺到しない最高の理由は日本国内ではほぼ英語が使われず仕事でも日常生活においても日本語で終始していることです。

 

日本語を習得して日本語で仕事して生活するこれはとにかく移民たちにとってハードルが高く、日本に行きたくても移住難易度が高くてなかなか実現できません。

 

アメリカであれば英語がある程度?理解できれば仕事も得られたりします。

 

日本人はアメリカは実力社会で大変だって言いますが新興国や途上国の移民からすればアメリカの方が移住のハードルが非常に低いのです。

 

マニュアル仕事も日本以上に充実しているので移民でもできる仕事が多いのも事実す。阿吽の呼吸や暗黙知や仕事は盗んで覚えろという風潮の日本ではなかなか移民も仕事しづらいと思います。

よくアメリカは大変だ日本は無能でも生きれる社会だって言うけど、そんなことはありません。

日本で暮らして生きるということは日本で生まれ育ったものなら当たり前だけどそうでないものからしたら非常に困難なことなのです。

日本語を1から覚えるなんてすごい大変なことですよ。

 

最近では先進国や日本の工場移転や現地の人がスキルや実力を身につけ現地の産業が発展してわざわざ苦労してアメリカや日本のような先進国に行く必要のないという考えの人も増えてきました。

 

日本人もかつて1960年以前は南米に移住したりしていました。

それは1960年以降、苦労して海外移住しなくても日本で豊かに暮らせるようになったのと似通っています。

 

南米移住した日本人の多くがコロンビアやボリビアなどでひどい目に遭ったという皮肉

 

内戦中のコロンビアなどは大変ですが、多くの国はだいたい落ち着いてきています。

母国が豊かになれば移民は減ると大いに期待している今日この頃です。

 

こうした移民問題などを参考に、先進国と新興国という軸で物事を見てこの二つの軸で良し悪しを比較判定する必要があると思います。

 

今の世界はアメリカを当然のこと日本の中間層が豊かでなくなり、移民殺到によるグローバリゼーション疲れを感じています。

 

日本でいい、アメリカ哀れだって言っている場合ではないということです。

 

日本もアメリカも同舟相憐れむ状態です。